お金がかかる!
皆さんのお宅でもあるやもしれませんが、私にとってはこの一年はどうも「出費の年」となる様相で戦々恐々となっています。
というのは①自動車 ②パソコン ③プリンター等々…これらの買い替えをせざるを得ないと思っているからです。
何と言っても一番大きいのは車の買い換えです。現在の車は新車から乗り続けること13年目で走行距離は18万キロという結構なオンボロでして、関東全域の檀家さん宅へ赴く役目を考えると、喫緊かつ最大の問題でした。
実はこれについては一月末に新車購入の契約をしてきました。ところがこの世界情勢ですのでなんと納車は秋から冬の頃。となると主たる支払いも秋の頃…経済的に余裕があるわけではない身としては新車購入の喜びよりも確定している未来の出費に対する不安感のほうが上回り…切ない日々です。
その余波が及んでいるのがパソコンの買い替え。諸事情を考慮して一月中にと思っていたのですが、出費に対する畏れで買い換え出来ず。これも車と一緒で差し迫っている案件なので、どうしようかと思案中です。
そして前号にも書いたプリンター問題。本体は元気ですがトナー生産中止につき買い替えせざるを得ず…予備のトナーでどの程度延命出来るか…という状況。
あぁ、生きていくって本当にお金がかかるなぁ。
会計報告
東照庵は「常圓寺」の関東寺務局ではありますが、会計は別となっています。一月から新たな会計年度に入りましたので、昨年度についてご報告申し上げます。
どう表現するかで印象が大きく変わるので悩むところですが、経営状況が分かりやすいのは東照庵の口座の増減かと思います。
毎年僅かずつ増えてきていたからこそ車の買い換えも決断したわけですが、昨年度単体では年度当初よりも大分減る結果…端的に言えば赤字でした。
僧侶という身につきご縁に従うのみですので、ともかく質素倹約を心掛けたいと思います。
朴宗昔話
私が小学生だった頃のお話です。我が家は夏休みになると、仕事を休めない父以外は福島県会津若松市に一週間程行っていました。母の実家が鶴ヶ城の辺にあり、そこに親戚が集まるのが通例となっていたのです。
昔ながらの大きな母屋はちょっと薄暗くてホコリの匂いを感じるような建物で、子供からするとワクワクする場所でした。また母屋の隣には伯母が開業していた立派な耳鼻科があり、看護師さんやお手伝いさんと遊んだ思い出があります。
さて母屋には祖母が住んでいたのですが、ほかに皆から「浜崎のお婆ちゃん」と呼ばれていたお婆ちゃんがいました。私が覚えているその姿はいつも決まった椅子でじーっとしており、動いていた姿が思い出せないほどです。
子供時代は何の疑問も持たずに「浜崎のお婆ちゃん」と過ごしていたのですが、後年…多分会津に行かなくなってから何年も経ってからのことだと思いますが…私はふと「お婆ちゃんは母親のお母さんだけど、浜崎のお婆ちゃんって一体誰なんだ?」と疑問を覚えたのです。
改めて母親に尋ねたところ母は知らなかったことに驚いたように「お婆ちゃんのお母さん。あんたのひいお婆ちゃんだよ」とのこと。これには私は本当にビックリしました。だって誰一人子供の私にそう教えてくれた人はいなかったので。
しかしそれも今は昔…曾祖母も祖母も伯母も彼岸へ渡り、兵どもが夢の跡…跡地は喫茶店になっているようです。
編集後記
過労の時って特定の飲み物が飲みたくなりませんか?私はそうなんです。
伊那にいた頃はどっぷり疲れた日にはファミレスへ行ってドリンクバーでコーラなどの炭酸をよく飲んでいました。その名残か今でも明らかな過労の日の晩にはお風呂上がりにコーラが飲みたくなります。自分の中では中くらいの疲れならサイダー、明らかな過労の時にはコーラという感じです。
また疲れが残っている時の朝食時には美味しいドリップ珈琲が飲みたくなるのです。
我が事ながら自分でも本当に不思議です。