先日新聞を読んでおりましたら「へぇ」と思うことが書かれていました。なんでも統計によると近年春と秋が短くなってきており、その分夏が長くなっているのだそうです。「酷暑」という呼び名が正式なものとなったようですし、何だか体調を保つのが難しい時代の到来だなぁと思わされます。
ところで皆さんはそんな時代を乗り越えるために、健康・体調の維持管理のために、どんな健康グッズを使っておられますか?まずは自分の状態を知ることも大切ですよね。その分野で今や普通になってきたなぁと思うのは、フィットビットに代表される活動量計やアップルウォッチのような腕時計式の計測機器です。
万歩計の時代から進んで、歩数のみならず脈拍や運動量などの消費カロリーまでわかる健康の記録係と言える進化品です。若い方のみならずご高齢の方でも腕にしておられるのをよく見かけるようになりました。
かくいう私も活動量計を使っているのですが、私の場合は日本では大変マイナーなGoBeU(ゴービーユー)という代物を使っています。このGoBeU…プチ健康診断機器と呼べるような唯一無二の本格的な活動量計で、なんと摂取カロリーまで自動計測出来てしまうのです。消費じゃないですよ、摂取です。
さらにそれを細かく分析してタンパク質・脂肪・炭水化物(糖類)を各々何グラム摂取したのかまでわかるのです。カロリーを気にされる方にはうってつけの製品ではないでしょうか。
さらに専用体重計も合わせて使うと、筋肉・骨ミネラル・タンパク質の体重における割合までわかるようになるのです。多分、今日本で流通している製品で、最も詳しく色々な数値がわかる製品だと思います。
ただ色々な数値がわかるが故に血液検査の結果表のように「詳しすぎてどう活用すれば良いのかわからない」なんてことも。
ですので私の場合は各種情報をAIに入力して総合判定のようなことを毎日してもらっています。お陰で自分の身体についてやその特性について大分把握出来るようになり、健康維持に役立っています。
こういう便利なものを使っていると、僧侶として思い浮かんでくることが「煩悩もこうして測定出来るようになればいいのになぁ」ということです。
煩悩が強い人ほどそのことに無自覚なことが多いような気がしませんか?だからこそ身体についての気付きを与えてくれる活動量計のように、心や生き方について気付きのきっかけとなる煩悩を測定出来る機器があればなぁ…と思うのです。
もう少し述べれば仏教を一つの指針とすることで、心の健康や安穏とした生き方に気付くことができる…私はそういう風に思っているのです。
健康に無関心な人ほど病気になりやすいのと同じで、仏教に無関心な人ほど心の健康から遠ざかりやすく、結果煩悩が深くなりがちで、とても残念な思いに駆られるのです。
だからこそ、私がこの寺報で願っていることは、この寺報が皆さんにとって《心の安穏》に至るきっかけとなることです。
安穏への道程はまず自分のあり方を知ることが大切。だからこそ仏教の説く煩悩について学び自らのあり方を振り返ると同時に、お釈迦さまの教えという健康体を学ぶことが大切なのです。
活動量計を使って身体の健康を心掛けるように、お釈迦さまの教えに耳を傾け心の健康も大切にすることこそが、安穏なる日常への最短の道なのですから。